二の腕のたるみにはハイフが効果的?たるみが起きる原因も解説

普段はあまり意識していなくても、ふと腕を上げたり鏡を見たりしたときに気になるのが二の腕のたるみです。二の腕にタプタプとしたお肉がついてしまうと、いろいろな方法を試してもなかなか引き締まらないことが多く、対処法に悩む人は少なくありません。

この記事では、二の腕がたるんでしまう6つの理由とハイフによる施術で見込める効果について解説します。二の腕にハイフを施術する際によくある質問とその答えも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

 

1.そもそも二の腕のたるみとは?6つの原因も

二の腕のたるんだ部分を引き締めたいなら、二の腕がたるむ原因に合わせて対処することが大切です。効果的・効率的に二の腕を引き締めるためにも、まずはなぜたるんでしまったのか、その原因を把握することから始めましょう。

ここでは、二の腕がたるむ6つの原因について解説します。

 

1-1.【原因1】筋肉の衰え

腕の裏側にある「上腕三頭筋」という筋肉の衰えが、二の腕をたるませる原因として挙げられます。上腕三頭筋は一般的に腕の筋肉として認識されていることの多い、力こぶ(上腕二頭筋)の反対側に位置する筋肉です。

上腕三頭筋は腕を後ろに引き上げたり、高いところのものを取ったりする動きで鍛えられるものの、日常生活で使われる機会はあまりありません。腕立て伏せやダンベルカールなどをしっかりやっていてもなかなか引き締まらない場合は、この上腕三頭筋が衰えている可能性があります。

 

1-2.【原因2】脂肪の増加

身体の脂肪そのものの量が増加したことも、二の腕がたるむ原因に挙げられるでしょう。二の腕は、身体の中でも皮下脂肪がつきやすく落ちにくい部位と言われています。

皮下脂肪が硬いセルライトになると代謝が低下し、さらに脂肪や老廃物を溜め込みやすくなります。普段鍛えられにくい二の腕に脂肪がつくと、代謝低下による悪循環に陥る恐れが高く、たるみが増大しやすい傾向です。セルライトの解消には、血行の促進とマッサージが効果的と言われています。

 

1-3.【原因3】肌のハリの低下

肌のハリや弾力が低下することも、二の腕をたるませる原因です。コラーゲンやエラスチンなどの成分が減少すると肌のハリや弾力を保ちにくくなり、引き締まった二の腕をキープすることが難しくなります。ハリの低下は顔のシワやたるみができるのと同じ現象であり、加齢や紫外線などの影響が主な要因です。

肌のハリ低下による二の腕のたるみは、筋肉を鍛えたり脂肪を減らしたりするだけでは対処しきれません。十分な保湿やマッサージなどを行い、減少しやすいコラーゲンやエラスチンなどの保持や生成を促すことで改善が期待できます。

 

1-4.【原因4】急激な減量

急激な減量による体型の変化に皮膚の再生が追いつかないことも、二の腕がたるむ原因です。脂肪の増加に合わせて一度伸びてしまった皮膚は、短期間では縮みません。そのため、脂肪を減らした後に外側の伸びた皮膚が残ってしまうケースがあります。

ダイエットをする際は、皮膚の再生速度に合わせて徐々に体重を減らすと、皮膚が余りにくくなるためおすすめです。皮膚が余ってたるんでいる場合は、新陳代謝を促すことで改善される可能性もあります。

 

1-5.【原因5】むくみ

むくみが原因で、二の腕がたるんだと感じる場合もあります。むくみは、毛細血管からしみ出した水分が細胞の間に滞留することで起こる現象です。塩分の過剰摂取や運動不足、長時間のデスクワークなどで起こりやすくなります。

二の腕のむくみは顔や足のむくみと比べて自分自身では気づきにくいため、定期的にマッサージを行うなど意識的なケアが必要です。

 

1-6.【原因6】姿勢

悪い姿勢が常態化することも、二の腕がむくむ原因の1つです。特に猫背となっている場合、腕を後ろに引く動作が行われにくくなるため、上腕三頭筋が衰えやすくなります。

また、背中を丸めて肩を内側・肩甲骨を外側に開いた状態だと、腕の可動域が狭くなるため、血行が悪くなるケースも。日頃から悪い姿勢でいるクセがついてしまうと、脂肪の増加やむくみを招き二の腕がたるみやすくなります。

 

2.ハイフは二の腕のたるみに効果あり?

エクササイズやセルフケア以外に、二の腕のたるみを改善する方法として、「ハイフ」による美容医療が挙げられます。

ハイフ(HIFU)は「高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)」の略称です。高密度の超音波を皮膚の深部に照射することで、皮膚の引き締めが期待できる施術として知られています。

ハイフはたるみの改善や小顔治療などを目的に使用されるだけでなく、皮下脂肪層へ照射することで痩身効果も期待できます。顔への施術と同じく、メスや針を使う必要がありません。

ここでは、ハイフを受けることで二の腕のたるみ改善が期待できる2つの理由を解説します。

 

2-1.部分痩せが見込める

ハイフでは、脂肪細胞に超音波を照射し、脂肪細胞を溶かすことが可能です。溶解した脂肪細胞は1~3週間ほどで、老廃物として体外に排出されるため、簡単に再生することはありません。

脂肪細胞自体の数を減らすことで照射した部分のボリュームダウンが期待できる上、リバウンドをしにくい施術と言われています。脂肪細胞の破壊効果が見込めるのは超音波の照射箇所のみのため、二の腕などの気になるパーツを選んで部分痩せを狙うことが可能です。

 

2-2.肌の引き締めにつながる

ハイフによる脂肪細胞の溶解・減少効果は、1~3週間ほどかけて徐々に表れます。そのため、急激な減量による皮膚のたるみが起こる恐れはほとんどありません。

またハイフ施術では、超音波で肌の深部各層に熱を加えることによって、熱のダメージによる「創傷治癒作用(怪我をしたときに治っていく作用)」で美容効果も期待できます。創傷治癒作用では、失われたコラーゲンが生成されるため、脂肪細胞の減少に伴いしぼんでしまいがちな皮膚のハリや弾力アップに繋がります。そのため、引き締まった理想の二の腕に近づける可能性が高まるでしょう。

 

3.【二の腕】ハイフにまつわるQ&A

最後に、二の腕へのハイフを検討中の方がよく抱く疑問とその答えを紹介します。

Q:痛みはありませんか?
A:超音波を照射する際に、チリチリとした痛みを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差があるものの、二の腕への施術は比較的痛みが少ない傾向です。出力が高いほど痛みが強く効果が出やすいと言われますが、肌への負担も大きく副作用のリスクが上がります。痛ければよいというわけではないため、我慢できない場合はマシンの出力設定を調整してもらうよう申し出ましょう。
Q:ダウンタイムがほぼないって本当ですか?
A:ハイフは比較的ダウンタイムが短く、副作用も出にくい施術です。しかし、ダウンタイムや副作用の出方には個人差があることを考慮しておきましょう。体質や体調によっては、赤みや腫れ、むくみ、筋肉痛のような痛みといった症状が現れるケースがあります。ほとんどの場合、数時間~1週間程度で落ち着きますが、不安な場合は医師に相談するとよいでしょう。
Q:施術前後は半袖やノースリーブを着て大丈夫ですか?
A:ダウンタイムはほとんどないものの、ハイフは多少なりとも肌にダメージを与える施術です。施術後の肌は敏感な状態となっているため、できるだけ刺激を避けることがポイントとなります。二の腕を出す場合でも、日焼け止めや日傘などでしっかりと紫外線対策を行いましょう。
Q:どれくらいで効果が出ますか?
A:ハイフの効果は、引き締め効果と脂肪減少効果によって実感できるタイミングが異なります。引き締め効果は施術直後から実感したという声が多く、その後2~3か月程度で効果のピークを迎える傾向です。一方脂肪減少効果は、破壊された脂肪細胞が排出される1~3週間後に効果を実感できると言われています。

上記はあくまでも一般論であり、ハイフによる効果や副作用は個人差があります。また、医療機関によって治療の方針や効果の出方が異なることもあるため、施術の前に、医師の診断を受け、納得いく説明を受けることが大切です。

 

まとめ

二の腕たるみが脂肪の増加や肌のハリ低下が原因であれば、医療ハイフによる施術で改善効果を期待することができます。ハイフの超音波で脂肪細胞を破壊し体外に排出することで、部分痩せが期待できるだけでなくリバウンドもしにくい傾向です。

医師に相談した上で適切な施術メニューを選択すれば、副作用やダウンタイムのリスクも下げられます。二の腕のたるみに悩んでいる人は、医療機関やクリニックでのハイフを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を監修したドクター

院長 佐藤 英明 先生
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

https://www.clinica-bellaforma.com/

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