ハイフは首のシワに効果あり?シワの原因と改善方法も

年齢を重ねると、首元のシワが徐々に目立つこともあります。首にくっきりと刻まれたシワは、顔周りが老けて見える原因の1つと言われます。ハイフは、スキンケアやエクササイズをしてもなかなか解消されない首のシワへのアプローチが可能な施術として、注目されている施術です。

この記事では、首にシワができる原因から、ハイフで改善が見込めるシワの種類・ハイフを選ぶメリット・施術を受ける際のポイントまでを詳しく紹介します。首周りのケアとしてハイフを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.首のシワの原因

首元を見れば年齢が分かると言われるように、首のシワは見る人に年齢を感じさせる部分です。特に夏場は自然に首元を隠すことが難しいため、悩みの種となっている人も多いでしょう。首のシワを改善したい場合、まず「なぜシワができるのか」その原因を把握しておくことが大切です。

ここでは、首のシワができる原因を「縦ジワ」「横ジワ」「小ジワ・ちりめんジワ」に分けて解説します。

 

1-1.首の縦ジワ

首に縦ジワができる主な原因は、筋肉の衰えです。首周りにある広頚筋(こうけいきん)という筋肉がたるみ、広頚筋の内側や外側が拘縮して肌表面に七面鳥のような縦ジワとなって現れます。皮膚が薄いほうが目立ちやすく、加齢により皮膚のハリと弾力が減ってきた人や、痩せている人に多く見られる傾向です。

肌のハリ・弾力を維持するコラーゲンやエラスチンは紫外線からのダメージを受けやすいため、頻繁に日焼けをする人も縦ジワが出やすいと言われます。また、加齢や病気であごの骨が委縮した場合にも、余った皮膚や筋肉が縦ジワとして現れることがあります。

 

1-2.首の横ジワ

首に横ジワができる主な原因は、加齢による皮膚のクセです。首を動かす際、皮膚は同じ部分で折りたたまれることが多く、この折れ目が跡として残りシワとして目立ちます。

首全体を見れば皮膚と皮下組織の結合はゆるいものの、横ジワが出る部分では強く結合している傾向です。そのため同じ場所に折り目がつきやすく、この部分の結合が強い体質の場合は、若い人でも横ジワができます。

首の皮膚がハリや弾力を保った状態であれば、多少横ジワが出てもすぐに消えてクセになることはありません。しかし加齢や紫外線の影響で皮膚のハリや弾力が低下すると、首を曲げた際に作られる皮膚の折れ目がクセとなり、シワとして跡が残りやすくなります。

また、枕の高さが合わなかったりうつむきがちだったりと、長時間首を曲げる姿勢が続く場合も横ジワがクセになりやすいため、注意が必要です。

 

1-3.小ジワ・ちりめんジワ

首に小ジワやちりめんジワができる主な原因は、皮膚の乾燥です。皮膚が乾燥し、潤いが足りない状態になると微細なしわが無数にできてしまい、首の小ジワ・ちりめんジワとして現れます。

首が乾燥する原因は、紫外線の影響や日頃の保湿不足です。紫外線を浴び続けると、皮膚の潤いを保つために必要なコラーゲンやエラスチンなどの成分がダメージを受け、ハリや弾力が衰えます。

また、顔はしっかりと保湿していても、首の保湿を怠ってしまう人が珍しくありません。首の皮膚は顔よりも薄く乾燥しやすいため、紫外線対策が不十分で保湿が足りていないと、小ジワやちりめんジワができやすくなります。

 

2.ハイフとは?首のシワに効果あり?

ハイフとは、真皮・脂肪層・SMAS筋膜などのお肌の深層に超音波エネルギーを照射して肌の引き締めやリフトアップを行う施術です。超音波を照射する深度によって、シワやたるみ改善、皮膚の引き締め、引き上げなど、さまざまな効果を期待できます。超音波によって行われる施術のため、メスで皮膚を切ったり針や糸を使ったりすることはありません。

ハイフの主な施術部位は顔です。額に照射するとまぶたの、頬に照射するとフェイスラインの引き上げ効果が期待できると言われています。また、あご下への照射で二重あごが緩和されたり、首への照射でシワの改善も期待できたりします。

ここでは、医療ハイフを首に照射した場合に改善が期待できる効果とメリットを解説します。

 

2-1.ハイフでは首の縦ジワ改善が期待できる

ハイフは、SMAS筋膜という皮膚の深い部分からリフトアップ効果を促す仕組みです。縦ジワの主な原因となる広頚筋に超音波を照射し、伸びてたるんでしまった部分にアプローチすることで、首回り全体の引き締め効果が期待できます。この作用は即効性が高く、施術直後から効果を実感できる方が多い傾向です。

また、熱エネルギーによってダメージを負ったSMAS筋膜が治癒する過程では、コラーゲン・エラスチンの生成も促されます。コラーゲンやエラスチンが増えることで照射した部分のハリや弾力がアップすれば、横ジワの改善にもつながるでしょう。

 

2-2.首のシワ改善にハイフを選ぶメリット

ハイフの施術は超音波によって行われるため、皮膚を傷つけることや薬品を注入することに抵抗がある人でも比較的安心して受けられます。また、ハイフで期待できる美容効果は、シワの改善だけではありません。超音波が脂肪細胞そのものを破壊することによって、脂肪を減らす効果も期待できます。

広頚筋の収縮による首回りの引き締めに加え、脂肪が減少することで小顔効果も期待できるでしょう。施術時間が短い上に皮膚を切ったり穴を開けたりしないため肌へのダメージが少なく、ダウンタイムがほぼないと言われることもハイフのメリットです。

 

3.ハイフ以外の首のシワ改善の方法

首のシワ改善にアプローチする方法は、ハイフ以外にもさまざまな手段があります。下記は、首のシワ改善に効果があるとされる方法の一例です。

スキンケア 皮膚が乾燥してできた小ジワ・ちりめんジワへの対策には、保湿がよいと言われています。
ヒアルロン酸注入 皮膚の真皮層にヒアルロン酸などを注入することで、首の横ジワにアプローチする方法です。
ボトックス ボトックスを注入することで筋肉の動きを制限し、首の縦ジワ改善を狙います。
レーザー治療 レーザーで皮膚に刺激を与えて新陳代謝を促すことで、肌のキメを整え、小ジワ・ちりめんジワの改善が期待できます。
糸リフト 皮膚の下に糸を埋め込んで直接皮膚を引き上げ、リフトアップさせることで首のシワにもアプローチします。
切開リフト たるんで余ってしまった首の皮膚を切り取って縫い合わせることで、シワにならなくする手術です。

首のシワを改善したい場合は、シワの種類や深さによって効果的なアプローチ方法が異なります。肌質なども関係するため、医師と相談しながら自分自身に合った方法を選ぶことが大切です。

 

4.首にハイフ施術を受ける際のポイント

首にハイフ施術を受ける際は、下記の3ポイントを押さえておきましょう。

・副作用について理解しておく

ハイフは比較的痛みや副作用が少ないとされる施術ですが個人差があり、すべての人に症状が出ないわけではありません。肌質によっては、施術箇所に赤み・腫れ・むくみなどが出る場合もあります。とは言え、症状が出た場合も1週間~1か月程度で落ち着くことが一般的です。

・適切な頻度で施術を受ける

ハイフによる効果がピークを迎えるのは、施術から2~3か月ほど経過した後だと言われています。短いスパンで施術を受けても効果が実感しにくくトラブルにつながる可能性があるため、適切な治療間隔を守ることが大切です。

・アフターケアをしっかりと行う

ハイフの施術後は肌が過敏で乾燥しやすいため、十分な保湿と紫外線対策が必要となります。また、マッサージや激しい運動など、肌へ刺激を与えたり血行がよくなったりする行動も避けたほうがよいでしょう。

ハイフに関して不安・心配な点があれば医師に相談し、納得の上で施術を受けることが大切です。

 

まとめ

見る人に老けた印象を与えやすい首のシワは、皮膚や筋膜にたるみが生じてしまうことが原因として挙げられます。また、ハリや弾力が失われると、よりシワができやすくなる傾向です。

保湿などのケアでシワの改善効果が実感できない場合は、美容医療による施術を視野に入れることも1つの手です。医療ハイフであれば、縦ジワを改善する効果以外にも、肌のハリや弾力アップ、脂肪減少効果も期待できます。肌に傷をつけずにシワを改善したい人は、一度医療機関やクリニックのカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

この記事を監修したドクター

院長 佐藤 英明 先生
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

https://www.clinica-bellaforma.com/

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