ハイフは顔瘦せに効果がある?向いている・向いていない方の特徴も!

ハイフ治療は、「あご下のお肉が気になる」「もう少し頬のラインをシャープにしたい」といった悩みの改善が見込まれる評判の美容施術です。確かに、ハイフを受けることによって一定の効果が得られる可能性が高い方も多くいます。しかし、皮膚の状態や脂肪の量によっては、ハイフを受けても望んだ効果は見込めるとは限りません。

この記事では、顔痩せを目的とした場合にハイフの治療が向いている方・向いていない方の特徴を解説します。ハイフの治療でよくある疑問4つとその回答も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

 

1.顔瘦せしたい方必見!ハイフを受けるのに向いている・向いていない方の特徴

ハイフは、超音波を照射することで顔痩せやリフトアップ効果が期待できると人気の治療法です。しかしハイフによる施術は、受けるのに向いている方と向いていない方がいるため、注意しなければなりません。

ここでは、ハイフを受けるのに向いている方と向いていない方の特徴を解説します。

 

1-1.【向いている】たるみが気になる

「最近たるみが気になってきたな」と感じる方は、ハイフによる治療が向いていると言えます。

ハイフは、皮膚の深くへ照射した超音波でSMAS層を加熱し、タンパク変性や創傷治癒作用を促すことによってリフトアップ効果が期待できる仕組みです。また、真皮や皮下組織への照射によるタイトニング効果や小顔効果も期待でき、どちらもたるみ改善に有効と言われています。特に、フェイスラインやマリオネットラインなど、顔の下半分に効果を実感しやすい傾向です。

ハイフは、超音波でSMAS層を収縮させ、顔の皮膚を上に引っ張ったときと似た状態に近づけることを目的としています。そのため、ポニーテールを結ってみて、同じような引き上げ効果を望む方に合った治療法と言えるでしょう。

 

1-2.【向いている】疲れ顔が気になる

最近人から「顔が疲れている」と指摘されたり、自分で鏡を見て「顔に元気がない」と感じたりする方にも、ハイフの治療は向いています。実際の疲れ以外にも、皮膚のたるみや肌のハリ不足によって顔の印影が濃くなることや、血行不良などが原因で顔色が悪くなることも、疲れた印象を強くする原因です。

ハイフでは、超音波の照射深度を調節することで、たるみ以外の悩みにもアプローチすることができます。継続的な治療によって皮膚のたるみが目立たなくなり、肌のハリ感アップや血行の改善が見られれば、若々しく元気で健康的な印象を与えられるでしょう。

 

1-3.【向いている】小じわを改善したい

目元などの小じわを改善したいという方にも、ハイフによる治療は向いています。

ハイフは、SMAS層へ超音波を照射することによって、たるみの改善効果やリフトアップ効果が期待できる施術です。皮膚が上に引き上げられることで、皮膚の緩みやたるみ毛穴が原因でできた小じわの改善効果も期待できます。

また、ハイフのマシンによっては皮膚の深い部分だけでなく比較的浅い部分へも照射可能です。1.5mmや2.0mmへの浅い照射で真皮の状態が整い、毛穴引き締め効果やハリ感アップが叶えば、小じわも目立ちにくくなるでしょう。

 

1-4.【向いていない】脂肪が多い

施術を希望する部分に脂肪が多い場合は、ハイフによる治療に向いていない可能性があります。

ハイフは、超音波を皮膚の深い部分にあるSMAS層へ照射することにより、肌内部からの引き締め効果を期待する施術です。ハイフを顔に照射する際、SMAS層の深さは4.5mmが想定されています。脂肪の層が厚く表皮からSMAS層までの深さが4.5mmを超える場合、必要な量の超音波が届きにくくなり、ハイフの施術効果が薄まる傾向です。

また、内部では十分なリフトアップ効果が得られていても、表面は脂肪に妨げられ変化が分かりにくいケースも少なくありません。

 

1-5.【向いていない】たるみが強すぎる

肌のたるみの程度によっては、ハイフの治療だけでは十分な効果を実感しにくいケースも見られます。ハイフによるたるみ改善は、超音波でSMAS層を収縮させることにより実現します。

しかし、たるみの要因となるSMAS層の伸びが大きすぎると、超音波の照射だけで皮膚全体を引き上げ切れません。たるみが強すぎる場合は、ハイフだけにこだわらず糸リフト法など他の方法も取り入れることがおすすめです。

 

1-6.【向いていない】SMAS層が緩んでいない

SMAS層に緩みがない方は、ハイフの治療による効果を得にくいと言われています。ハイフでは、緩んだSMAS層に超音波を照射し収縮させることによって、たるみ改善を目指します。しかし、SMAS層が緩んでいなければ、収縮を促しても皮膚の引き上げは見込めません。

老化の進行や脂肪のつき方は人によって異なるため一概には言えないものの、基本的に20代の方はハイフの治療に向かないとされます。ただし、あご下のだぶつきや顔の丸みは、脂肪組織へのアプローチでスッキリさせることも可能です。自分に向いている治療が分からない方は、信頼できる医療機関やクリニックで診察を受けてみるとよいでしょう。

 

2.ハイフで顔瘦せをしたい方が抱きやすい4つの疑問とは?回答も紹介!

ハイフによる治療で顔痩せを望む方にとって、施術による効果や痛みなどに関してさまざまな疑問が生まれることは珍しくありません。安心して施術を受けるためにも、疑問や不安は早いうちに解消しておきましょう。

ここでは、ハイフで顔痩せをしたい方が抱きやすい疑問と、その回答を紹介します。

 

2-1.Q:具体的にどういった効果が期待できますか?

ハイフによる治療では、主に下記のような効果が期待できます。

ハイフ治療で期待できる効果

  • たるみ改善効果
  • シワ改善効果
  • 肌質改善効果
  • リフトアップ効果
  • タイトニング効果
  • 脂肪溶解効果
  • ハリ・弾力アップ効果
  • 肌の引き締め効果
  • 美肌効果

ハイフでは、SMAS層へのアプローチによるリフトアップ効果やタイトニング効果、肌の引き締め効果によるたるみの改善が期待できます。また、脂肪細胞へ働きかけ脂肪を溶解することによって、施術部位のボリュームダウンにつなげることも、見込める効果の一つです。

ハイフによる治療効果として、顔のたるみが改善したり脂肪の厚みが薄くなったりすることでフェイスラインがスッキリと整い、小顔を実感できたという方が多く見られます。

 

2-2.Q:効果はいつから出ますか?

ハイフによる治療効果の感じ方には個人差があるものの、3~6か月程度の時間をかけてゆっくりと効果が出るケースが一般的です。

ハイフによる治療効果の出方は2パターンあります。1つは肌内部のタンパク変性によるタイトニング効果で、こちらは施術直後に実感できる傾向です。ただし、期間は短めのため施術後しばらくすると状態が落ち着きます。

もう1つは、皮膚の組織やSMAS層がダメージから回復する際にコラーゲンなどの生成が促進される、創傷治癒作用です。こちらは肌のハリ感やリフトアップ効果が期待できますが、ピークを迎えるまでに12週間程度の時間を必要とします。

 

2-3.Q:施術中・施術後に痛みは感じますか?

痛みの感じ方は個人差が大きいため一概には言えないものの、基本的に我慢できないほどの痛みを感じるケースはあまりありません。

施術中の痛みとして多いのが、肌の奥に感じる「チクチクするような痛み」や「骨に響く痛み」「わずかな熱感」です。目の周りのように、皮膚の薄い部位への施術では痛みを感じやすい傾向にあります。施術中の痛みは、超音波の照射出力や照射角度の調整で軽減させることが可能です。それでも耐えられない場合、麻酔を利用することもできます。

また、副作用として筋肉痛のような痛みを感じたり、肌の赤み・腫れ・乾燥が起こったりする場合もありますが、1週間程度で治まるケースが一般的です。

 

2-4.Q:治療は1回だけですか?

1度の治療でもある程度の効果は実感できますが、ハイフは永久的な効果が期待できる施術ではありません。効果の持続を望む場合は、定期的な継続が必要です。

たるみ改善を目的とした施術の場合、ハイフの効果は3~6か月ほどでピークを迎えた後は徐々に効果が減少するため、年に1~3回程度の施術が推奨されています。使用するハイフ機器や老化・肌の状態によっても適切なメニューや頻度、回数は異なるため、治療内容は医師とよく相談することをおすすめします。

 

まとめ

ハイフは、加齢による肌のたるみやハリ不足、小じわなどの悩みを改善したい方に向いた治療です。一方、脂肪が多い方やたるみが大きい方、SMAS層が原因でない方の治療には向いていないと言えるでしょう。

顔痩せ効果や小顔効果を得たい場合は、自分自身の状態に合った治療方法を選ぶことが大切です。たるみを改善することで顔痩せ効果が得られそうな場合は、痛みやダウンタイムなどの副作用にも注目し、信頼できる医療機関やクリニックなどで相談した上で施術を受けましょう。

【記事に関する免責事項】

  • 当記事は未承認医療機器による治療の内容が含まれています。
  • 記事内で触れている未承認医療機器について、国内に同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
  • ハイフ治療の副作用・リスク:感染、熱傷、神経麻痺、色素沈着、毛包炎、紅斑
  • 治療の効果や痛みの感じ方には個人差があります。

この記事を監修したドクター

院長 佐藤 英明 先生
CLINICA BellaForma

院長 佐藤 英明 先生

https://www.clinica-bellaforma.com/

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