30代のシワ対策!パーツごとのケア方法やNG習慣を紹介
ターンオーバーの力が弱まり始める30代は、シワができやすくなるため早めのケアが重要です。シワの原因は、加齢以外にも乾燥や紫外線によるダメージなどが上げられ、日頃から対策をしておく必要があるでしょう。
この記事では、30代のシワケアが大切である理由やシワの原因などの基本情報を踏まえ、パーツ別のシワ対策について詳しく解説します。30代が気を付けたいシワを悪化させるNG習慣にも触れるため、シワを防ぎ若々しい印象を保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。
<目次>
- 1.30代もシワのケアが重要!
- 2-1.口元
- 2-2.目元
- 2-3.おでこ
- 2-4.首
1.30代もシワのケアが重要!
シワやシミなどの肌トラブルを引き起こす原因として、ターンオーバーのサイクルの乱れやターンオーバーの力が弱まることが挙げられます。ターンオーバーとは、肌の内側で新しい細胞を作り、内側の細胞が外側にある表皮を押し出してアカとしてはがれ落とすことを言います。つまり、ターンオーバーは肌の再生を繰り返すシステムです。
肌トラブルを防ぐために、ターンオーバーが理想的な周期で行われることが大切です。しかし、年齢を重ねるにつれて体内の血液循環が滞り、代謝が下がることで新たな細胞を作る力が弱まってしまいます。30代から少しずつターンオーバーの力が弱まると言われているため、日ごろからケアをすることが大切です。
<1-1.そもそもシワの原因は?>
シワができる主な原因は、肌の乾燥と紫外線によるダメージです。
肌が乾燥すると角質層に隙間ができ、小ジワの原因となります。エアコンによって空気が乾燥したり、睡眠不足が続いてしまったりすることで肌は乾燥しやすくなります。最近は小ジワに悩む20代も少なくありません。また、紫外線を浴びると「光老化」という現象が起き、シワができやすくなります。
さらに、30代になると、肌の乾燥によるシワや表情によって作られるシワが深く刻まれるようになります。乾燥によるシワを長期間放置しておくと深いシワになってしまうため、早めにケアをするようにしましょう。
2.【パーツ別】30代のシワ対策
気づかないうちにシワが増えていたという方も少なくありません。大切なことは、気づいたら早めに適切なケアを取り入れることです。加齢とともにターンオーバーの力が弱まるため、シワを放置しておくと気づかないうちに深いシワが刻まれてしまいます。
シワを防ぐために顔のパーツに合った適切なケアをしましょう。以下では、シワ対策の詳細を紹介します。
<2-1.口元>
口元のシワの主な原因は、乾燥の他、コラーゲンの減少と表情の癖です。紫外線の影響や加齢によりコラーゲンが減ることで、肌の表面を支えきれなくなってシワができます。また、笑ったり怒ったりなど表情の癖によってシワが作られて目立ちやすくなります。
以下では、口元のシワを防ぐための効果的な保湿方法を紹介します。
・ほうれい線
ほうれい線に沿って、口角から小鼻に向かって保湿
・口角~あごのライン
乾燥すると口元がたるんで見えてしまうため、あごから口角に向かって保湿
・あごの下~耳のライン
衣類がこすれることもあるため、下から上になでながらしっかり保湿。
口元のケアをするときは、下から上に向かって保湿することが基本です。
<2-2.目元>
目元のシワは、乾燥や紫外線、加齢などが原因として挙げられます。また、マスクの着用により、目の下の肌をマスクのワイヤーが押上げて目元を押上げ、シワの原因となることもあります。
目元のシワ対策の方法は以下の通りです。
・出かけるときは日焼け止めや帽子などで紫外線対策する
・ポイントリムーバーを使って摩擦を減らす
・コットンに化粧水を染み込ませたものを、3~5分ほど目の下に置く
<2-3.おでこ>
おでこのシワは、基本的なシワの原因に加えて頭皮や背中のコリ、目の疲れなどが影響しています。頭皮や背中のコリは、加齢に加えてストレスによっても起こります。
以下では、おでこのシワ対策について紹介します。
・頭皮マッサージ
こめかみから頭頂部にかけて円を描くようにほぐした後、前頭筋から頭頂部をつかんでほぐす。最後に、首の付け根から上に向かって後頭部を引き上げるようにほぐす。
・ながらストレッチ・表情の意識
耳上をつかむように5本指を置いて、外側を意識する。おでこを手のひらで押さえて、おでこが動かないように口を開くトレーニングをする。
・おでこを上げて血流アップ
仰向けになり、眉山を両手のひらで押さえながら持ち上げる。
<2-4.首>
首のシワには縦ジワと横ジワがあります。縦ジワは加齢や筋力の低下などで起こり、横ジワは生活習慣が原因で起こります。
以下では、首のシワ対策について紹介します。
【縦ジワ対策】
・首の保湿
・マッサージ
2~3本の指を使ってあご下のくぼみ~耳の下にかけて指圧し、耳の下から鎖骨に向かって指で押し流す。鎖骨の中央に向かった後、鎖骨の下を通って肩にかけてマッサージする。
【横ジワ対策】
・前かがみにならないよう、姿勢を整える
・枕の高さを調整する
3.30代は要注意!シワ・老けを悪化させるNG習慣
シワが気になる人は、自分でも気づかない間にシワを作る習慣があるかもしれません。気になったときに対策すれば、早期改善が見込めるため、日ごろの生活を見直してみましょう。
以下では、シワ・老け顔を作ってしまうNG習慣について紹介します。
<3-1.誤ったスキンケア>
20代のスキンケアをどのように行ってきたかが30代の肌に現れます。30代になってシワが気になりだしたと思う方は、スキンケアを見直してみましょう。特に、洗顔時に洗いすぎたり、スキンケアの際にこすり過ぎたりしている場合は注意が必要です。
以下では、取り入れたいスキンケア化粧品と使い方の例を紹介します。
・肌の乾燥を防ぐために、洗浄力が強すぎない洗顔料を選ぶ
・ピーリングを使って、ターンオーバーを促す
・保湿効果の高い美容液や美容クリーム、アイクリームなどを使って保湿力を高める
なお、ピーリングは使いすぎると肌が刺激を受けてしまうため、使用頻度を守りましょう。
<3-2.紫外線対策不足>
紫外線は肌の奥深くにまで浸透し、コラーゲンを破壊してシワの原因になると言われています。室内にいれば紫外線の影響は受けないと思われがちですが、紫外線はくもりの日であっても窓ガラスを通り抜けるため、対策はかかせません。
以下では、効果的な紫外線対策について紹介します。
・日焼け止めを塗る
・日傘を差す
・つばの広い帽子をかぶる
・UVカットの上着を羽織る
SPFとPAの+表示が多いものほど紫外線から守る効果が高いものの、どちらの成分も多く配合されている商品を使用すると、肌の負担になることがあります。長時間外に出かけるのか、近所で買い物をするだけなのかで日焼け止めを使い分けるとよいでしょう。
気づかないうちにダメージが肌の奥で蓄積し、シワの原因となるためケアを怠らないようにしましょう。
<3-3.表情のクセ>
シワを予防するためには、表情筋を鍛えましょう。無表情でいることが多いと表情筋をあまり使うことがないため、肌がたるんでシワができてしまいます。よく笑うなど日常的に表情筋を使っていると、肌の血行が促され、たるみを防げると言われています。
日ごろからよく笑う、表情筋を鍛えるエクササイズを取り入れることもおすすめです。
<3-4.不規則な生活>
シワ対策の効果を実感するために重要なのが規則正しい生活です。以下では、規則正しい生活がなぜ大切なのかを説明します。
・食事
タンパク質やビタミン、食物繊維、脂質などをバランスよく取り入れることで、うるおいやハリのある肌を作り、新陳代謝の促進につながる。
・睡眠
睡眠は成長ホルモンを分泌すると言われている。成長ホルモンは、代謝向上や肌の再生を促す効果があるとされている。・運動
運動をすると筋肉量が増えると血行が良くなり、ターンオーバーの促進が期待できる。
・入浴
汗を流すと余分な皮脂や老廃物が排出されるため、美肌効果が期待できる。入浴のポイントとして、38℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる。
基本的な生活を整えると、シワ対策だけでなく、健康的に過ごすことにもつながります。
まとめ
30代のシワは早めのケアが大切です。特にシワができやすい口元・目元・おでこ・首は、それぞれにシワができる原因や対策を把握し、念入りに手入れをしましょう。また、スキンケア方法の間違いや、紫外線対策不足・不規則な生活により、シワは悪化すると言われています。日頃の習慣を見直し、シワの悪化を促す行動は改めましょう。
この記事を監修したドクター
院長 佐藤 英明 先生